2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

(第9回)正念場を前にして

1月23日に投資顧問業の登録が完了し、2月1日付けで第1号レポートを出しましたので、この仕事を始めてからおよそ2か月を経過したことになります。 私の業務は、毎週レポートを出すことと、助言会員に運用のアドバイスをすることの2つですが、いずれも黒田電気…

(第8回)株価は株価に聞くものか

「株価は株価に聞け」といいます。言葉としては全然面白くありませんが、内容的には含蓄があり、教えられることの多い相場格言だと思います。 我々は、ともすれば、思い込んでしまいます。たとえば、よい材料があるのだから株価は必ず上がるはずだと考えます…

(第7回)アナリストは株のプロか?

証券会社に在職中、調査業務を一度だけ経験したことがあります。44歳のとき、アナリスト検定試験(国内資格)に合格し、調査部門に配属されたのです。 その頃、他社の担当者と交流する中で強く感じたのは、調査業務に携わっていながら、株に対する関心をあま…

(第6回)日経平均高値更新の前提

投資家の価値観は様々です。先週の<相場展望>で分類しましたように、将来の成長や収益の期待によって投資する人がいる一方、配当や資産やブランドなど、現実的でより確かなものを重視して投資する人がいます。加えて、企業の中身よりも株価の動きそれ自体…

(第5回)何をどう考えるべきか

考えることは、株式投資にとっていつもプラスに働くとは限りません。たとえば持ち株が順調に上がって目標値に近づいているとき、いろいろ考え始めると、考えすぎて失敗することがよくあります。順調なときは、余計なことを考えるより流れに身を任せているほ…