2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

(第25回)投資家の迷い

ここにきて、日米の株価は、ともに方向感のない一蓮托生の動きをしています。続落かと思えば急反発を見せ、上昇が続くかと思えば下落する、現在の相場様相を端的に象徴するのが先週後半の株価推移です。 先週の20日(木)は、日経平均446円高という上げ幅もさ…

(第24回)金利の復活

1999年2月に始まったゼロ金利政策は、2000年8月に一度解除されたことがあります。折からITバブルの反動が出はじめた直後で、わずか5ヵ月後には解除を撤回し、量的緩和を追加せざるをえなくなるという、きわめて悪いタイミングでした。当時の速水日銀総裁は…

(第23回)何が得か?

読者から質問がありましたので、今回は株式投資だけに限定せず、資産運用全般から考えてみます。 資産配分の対象は、主に債券、株式、商品、不動産の4つです。 平均的なサラリーマンを例にとれば、住居が持ち家か賃貸かで資産バランスは大きく違います。賃貸…

(第22回)買うに適した時期はいつか?

今年前半の6ヵ月が過ぎました。日経平均で見れば、去年の終値が16,111円で、その下げ率は数%でしかありません。しかし、個人投資家の持ち株で見れば、半値以下に落ちた銘柄も珍しくなく、数年に一度の悪環境でした。 投資成績は、銘柄選択もさることながら…