2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

(第34回)配当金倍増のトレンド

26日、3月決算企業の中間配当が落ちました。好業績維持の自信から中間配当実施に踏み切る企業が多く、全上場会社では2兆円規模の配当金が支払われます。 多くの投資家は、売買の際に1株利益やPERを気にかけても、配当金がいくらかはあまり気にしません。…

(第33回)本当に安いと思えるとき

財産を何倍にも増やせる千載一遇の買い場というものがあります。たとえば03年の4月の大底時です。 このとき、みずほは5万円台でしたが、長銀や日債銀のように株券無効の笛が鳴る可能性をささやかれていたので、投資に踏み切るには覚悟が必要でした。しかし、…

(第32回)バリュエーションの揺らぎ

IT関連の親分格ともいうべきソフトバンクについて、外資系アナリストから妥当株価が900円であるとか、1340円であるとかいう見解が発表され、そのたびに新興市場などのIT関連銘柄が軒並み売られました。 妥当株価を算定することをバリュエーションといい…

(第31回)TOPIXと日経平均

多くの人が、相場水準の物差しに日経平均を使います。TOPIXが30ポイント上昇したと聞いてピンと来ない人がいても、「日経平均が300円高しましたよ」と言うと、「おう、そうか」とすぐ伝わります。 米国でもわずか30銘柄のダウ工業株平均(いわゆるNYダウ)…